恐ろしいほど緊迫感が無い
作り手の後継者がいなくならない限り続くであろう『ソウ』シリーズ。邦題では『ソウ オールリセット』といかにも「『ソウ』とは違うよ」という感じに表記されていますが、原題は『From the Book of SAW』なのでちゃんと『ソウ』です。
作風はシリーズ一作目『ソウ』のようなサスペンス色が強め。警察のドタバタ活劇も見物。しかしながら一番の注目点である"ゲーム"がインパクト薄い。一応、今作の犯人はジグソウの模倣犯らしいのですが、もうちょい残虐なゲームが作れたはず。
ゲームのインパクトが薄いということは、作品の緊迫感も無いということ。過去作は最低でも一箇所、心拍数が上がるシーンが存在しましたが今作には無いような気が。これは後継者不足ということか。
まだまだリブート作品として『ソウ』シリーズはスクリーンに帰ってきそうですが、期待を超える出来に出会えるのは難しいようです。
いや、期待を超えないからこそ『ソウ』なのかもしれない、、、
