Jimmy

美人モデル殺人事件のJimmyのレビュー・感想・評価

美人モデル殺人事件(1941年製作の映画)
3.8
日本未公開のクライム映画。
タイトル通り、美人モデルが殺されて犯人探しが始まるのだが、殺された美人モデルを有名にした男が警察から「犯人」と思われるが、冤罪の様子。男は警察に追われながら真犯人を探す…というヒッチコック映画によくあるシチュエーションになっていく。

この映画『I Wake Up Screaming(原題)』とされているので、日本未公開で英語・日本語字幕無しで観たように見えるかもしれないが、DVD化されていて日本語字幕も付いている。日本語字幕が付いていないと、基本的に内容分からないかも…(笑)
DVDタイトルは『美人モデル殺人事件』である。

なぜかわからないが、全編にわたって「♪Over the Rainbow」の音楽が流れるノワール映画。

物語は、ビッキーという給仕の美しさに眼をつけたプロモーターの男フランキー(ヴィクター・マチュア)が売り出したことで、ビッキーは美人モデルとして有名になった。そんなビッキーはハリウッドからも声がかかったのを喜んでいたが、「ビッキーが殺された」という号外。(殺人シーンや、死体は映らない)
警察は、「これは、自分が売り出した美人モデルが勝手にハリウッドに行こうとしたのを恨んだマネージャ男=フランキー(ヴィクター・マチュア)が怪しい」と犯人第一候補となる。当然フランキーも自分が疑われているのを察して、仲良くなったビッキーの姉と共に真犯人を探すのだが…というもの。

影と光の使い方が上手いノワール映画であり、なかなか楽しめた。
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