素敵な色合いに漂う不穏な空気
ただただ ジオラマのような世界
異世界に迷い込んでしまったような
一体これは現実なのか…
ここにいると精神が崩壊すること間違いなし
どこか変わった贈り物の少年
気がついた
少年は誰かに似ている
ああ コレはあの人物なのでは無いか
願っていたマイホーム
こんな形で手に入れたのでなければ
どんなに素敵だったことだろう
『ビバリウム』とは
元々「生き物の住む環境を再現した空間」を意味していたが まさに本作は
「ビバリウムで飼育する生体にはストレスの少ない環境を提供することができます」
と言った理想郷を謳い文句とした世界が広がっていて どこか宗教めいたものさえも感じた
抑揚のあまり無い淡々とした
けれど 最後までムカムカと気分の悪い作品だった