RUN／ランの羊のネタバレレビュー・内容・結末

「お薬の時間よ」
現実の誘拐って戻って来たらそれで終わりじゃないはず。助け出されたクロエにはまた新たな苦しみの日々が始まる。本当の家族のところに戻って幸せになりましたチャンチャン♪ではない。
物心つく前からあのサイコパスに育てられてきたんだから、クロエにだってひとつの歪みもないわけがないんだよね。ほんの少しだけど立ちあがって自分の足で歩いたクロエ、希望がありそうに見せておいて、直後ジメッと終わる。この親にしてこの子あり。私はこのラスト、大好き。