◆あらすじ◆
森の家で暮らすエドナが失踪し、娘のケイと孫のサムが家に駆けつけ、エドナを捜索する。数日後、エドナが突然帰宅し、安心するケイとサムだったが、生活を続けるうちに2人はエドナに違和感を覚え始める。
◆感想◆
ストーリーのテンポは悪くなく、ケイとサムがエドナと暮らすうちに感じる異変が不気味で、その正体を知りたくて最後まで興味を持って観ることができました。
エドナと普段一緒に暮らしていないケイとサムは、エドナに違和感を感じながらも、認知症の疑いもあるので踏み切れない感じが上手く出ていたように思います。そして、ストーリーが進展していくにつれ、その違和感が確固たるものに変化し、そこで恐怖という具体的な感覚が生まれているのも良かったと思います。
一方、怖さの演出について、家に関するものやエドナの行動に関するもの、身体にかんするものなど複数の部分で不気味な雰囲気を醸し出していたのですが、それらのほとんどが最後までその正体が明らかになっていないところは駄目だと思います。観ている側に委ねる結末だとしても、それを考えるための材料に乏しく、モヤモヤが残ったまま終わりました。
普通に面白かったと思います。しかし、半分でも良いから謎の部分が明らかになって欲しかったです。
鑑賞日:2023年10月16日
鑑賞方法:Amazon Prime Video