老人ホームに入居している母を心配した娘が探偵に調査依頼をします。83歳のセルヒオさんが探偵事務所に採用されホームを内偵することに。その老人ホームにカメラが思いっきり入ってる時点で内偵も何もないような…。ドキュメンタリーなのかモキュメンタリーなのかよくわからない作品です。老人ホームに入ったセルヒオさん、仕事とはいえ同じ年頃の人達の寂しさや辛さなどと直面し苦悩します。依頼主の母親を観察するも娘の心配事などほとんどなく…。それよりも娘が会いに来なくて寂しいに違いないと思うのです。家族の間でどんな感情があるかは他人にはわかりません。娘が会いに来ないのも親との間に何かわだかまりなどあるのかもしれませんし…。もしくは親が老いる姿がを見るのが辛いのか…。ただ単に行くのが面倒なのか。そこら辺は作中からは読み取れません。色々考えさせられる作品であることは間違いないです。老人ホームにはセルヒオさんのようなカウンセラーが常駐するのは有りなのでは？と思いました。長寿で元気な高齢者にもできる素敵な仕事だと思うのですがどうでしょう？
