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生きちゃったのnanaのレビュー・感想・評価

生きちゃった(2020年製作の映画)
4.5


圧倒的な熱量
凄い映画
だだ漏れる若葉竜也の色気

3人の魂の叫びのような演技は圧巻


穏やかで棘のある平凡な家庭が一瞬で変わる

温厚で家族思いの夫と奔放で勝手過ぎる妻
傍観出来ないセンシティブな横側の男。
3人の歯車が狂い始める

日本人だから
口に出さない、出したらいけない
言い訳だろうか、正義だろうか

墜ちてゆく
永遠に欲望のままに生きる菩薩のような女と透明な箱を隔てた2人の男

愛するってなんだろう
誰かの為って本当は何?

夫婦
家族
家庭
固執
欲深い罪
…騙し騙される


あげる温度差
もらう温度差

違う温度で揺蕩う愛を求める女

カテゴライズされていない愛をもつ2人の男

影絵と英会話のシーンは優しさと変化の象徴。



ここまでの芝居が出来る次世代俳優の才能を充分に堪能。

アナーキーでエモい

観る側にもエネルギーを求める傲慢な作品ですらある


〜〜舞台挨拶にて〜〜

実力のある俳優が本気を出した時の凄さに引いたと言う監督と「果し状をもらった」と台本を手に強すぎる圧を感じた若葉竜也さん。

素晴らしい



観て良かった


初日舞台挨拶で鑑賞

ライブ感があると言われる映像は劇場推しです

3回鑑賞
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