来たマケドニア、欧州で最後の自然養蜂家ハティツェと盲目の母の電気も水道もない谷での暮らし3年間400時間をつむいだドキュメンタリー。素晴らしいものを世に出してくれた！はちみつ色の服を来て歌いながら蜂の巣を扱う優しい手。母や子供たちとの会話でこぼれるもしもの自分の人生。彼女の人となりがよくわかる。愛と敬意に溢れた生活を一変させるトルコ人の隣人。生活は厳しい。知識のない心ない人の行動が大切な営みを断絶させる引き金になるのだろう。それでもその後の結末と逞しく山を登る姿に神様は見ていたんだと思うと同時にラストの横顔、本当に美しい人だなと思うのでした。
