コーカサス

仔鹿物語のコーカサスのレビュー・感想・評価

仔鹿物語(1946年製作の映画)
3.5
フロリダ北部の森林地帯で農作を営むバクスター一家の幼い息子と仔鹿フラッグの物語。
微笑ましいジャケット写真とは異なり、その内容はとても厳しく、大自然の恩恵と損害、幼い少年の喜びと悲しみを色濃く描き、観た者を見事に裏切る。

自立と自己責任の国では、たとえ子供であろうとも父は息子に責任を持たせ、息子はその責任を果たし成長していく。

美しいテクニカラーと絡み合う初出演の少年俳優クロード・ジャーマン・ジュニアの演技が光る名作だ。

133 2019