人口900万人に対し公共の救急車が45台しかないと言うメキシコシティ(2019年時点)
ほとんどの救急医療は闇営業の民間救急車が請け負っており、そこに従事するオチョア家族を追ったドキュメンタリー
【ネタバレありの感想】
車内では通常の医療行為もなされるし(資格ないけど大丈夫なのか？)、公共救急車はいくら待ってても来ないけど、警察に賄賂を払ってまで無線を傍受して現場に駆けつけてくれたオチョア家のお陰で助かった命がたくさんある。彼らなりに職務に一生懸命なのだ。しかし警察の取り締まりも厳しくなり(更に賄賂渡す)、怪我人を乗せて病院に辿り着いても医療費も含め救急車に報酬なんて払えない一般市民たちに強く言えず無償で働くオチョア家族。
公立病院に運んでくれというちょっとお金持ってそうな怪我人の家族に「公立病院は救急車が並んでて入れない、すぐそこの私立病院なら空きがある」と騙して料金を多めに貰っていたのも、本来の私なら怒るところなんだけど、彼らなりの生きていく術と思うとね、うーんと唸っちゃうよ。
善と悪の区別のレベルが私の常識では測れない国メキシコ🇲🇽ってことでおk？
意識を失ったベビー、横にいるだけのジャンキーの父親に諭すオチョアファミリーの長男くん17歳！カッコよかったよ
