音楽とビジネス
音楽のようなショービジネスを展開してるプロたちには言葉のとおり「ビジネス」が絡む。
人種間の区別法令すらあった当時に黒人文化を白人が披露するという暴挙。新しい世界が開拓されると周りはそこに惹かれ、需要が伸びると共に供給も追いつかせる鬼のビジネスマン大佐。芸術はお金になるという概念がある以上時代が変わっても起こり得る悲劇だった
今作は語り部がずっと大佐だから普通なら大佐が悪者になりがちな展開を大佐の主張も同時にやってくるから客観的になれる。エルヴィスもまさに音楽で成功した人って感じだった。エロすぎて放送禁止とか音楽表現で発生するの時代の考慮をしても珍しすぎて本当に当時の新星だったんだなってわかる。
冒頭の語り部で「あのアーティストに似てるな」って思ってたけどエルヴィスの音楽キャリアを観るともはや確信。Taylor Swiftに酷似。周囲から貶されて音楽収益も不当で胸糞人間が近くにいて、、、自由な時代というのが唯一の比較とも言えるほど。大スターに付き物の悲惨な裏側を生々しく観れた奇作。
