保守的で黒人差別が根強かった南部アメリカかで生まれ育ち、音楽会を変えたエルヴィスの人生とは…
ライブシーンがカッコ良すぎて鳥肌だった。
序盤の最初のライブシーンで、静かだった女性客が悲鳴あげて興奮する場面とか…ファンを一瞬で飲み込む感じがカッコ良すぎた。
このシーンは、この映画の主人公は…あぁカリスマなんだということを印象付けられた瞬間だった。
序盤から終盤まで、とにかく音楽シーンは観ている人を魅了するスゴい場面ばかりでとにかく格好良かった。
ただその裏では、一度舞台を降りたら不安でこの弱い一人の青年なのが、その対比が印象的。
オースティン・バトラーがもうエルヴィスにしか見えない聞こえないみたいな完成度。半端なかった。
終始エルヴィスを支配し続けた悪徳プロデューサー大佐がイヤなヤツに写っているけど。大佐がいなければエルヴィスもここまでビッグにならなかったんじゃないだろうか?
終盤の大佐が言った「オマエはワタシで、ワタシはオマエなんだ」というのが印象的だった。
本編内のレトロな映画CMみたいな演出とか、左右対称なド派手なCGロゴの連続シーンとか、バズ・ラーマン演出目白押しだったのも、個人的に好きだった。
伝記映画としても観られる
最後まで話題と金をばら撒いて周りを楽しませ続けた。まさにカリスマだった。