めかぽしや

藁にもすがる獣たちのめかぽしやのレビュー・感想・評価

藁にもすがる獣たち(2018年製作の映画)
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サウナのロッカーに置き忘れられた
LVのボストンバッグの中には
大金が入っていて…

その大金はどのようにできたのか
どれだけの犠牲をしいたかを
時系列が行ったり来たりしながら
ラストにむけて纏っていきます。

彼女が作った借金の返済に苦しむ役人、
借金を作ってしまい夫からDVを受けつつ
風俗で働く妻、
かつては賑わっていた店だけと今は廃業し
痴呆症の母親と妻と暮らすサウナの店員、
風俗店を経営する社長。
そしてそれらに絡み合うように
付いてくる人。
合計8人が大金を巡り争っていきます。

劇中、社長が鮫の例えを言ってましたが
この8人が当てはまります。
弱肉強食のうえに最後に大金を手にするのは…

原作は曽根圭介さん。
日本では好まれないノワールを
韓国で映画化された事に喜んでおられました。
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