鑑賞日記

由宇子の天秤の鑑賞日記のレビュー・感想・評価

由宇子の天秤(2020年製作の映画)
4.2
重めテーマに期待。とても良かった😆
主演の演技凄!

ドキュメンタリー監督の主人公である木下は、いじめで自殺した女子高生についての特番を製作していた。そんな中で、ある日塾の経営者である父が生徒の一人を妊娠させてしまったことを知る…

ほぼBGMなし、常に緊張感のある雰囲気。
最近観た救われない系の映画でもなかなか良かった。もちろん設定やストーリーの展開も良いけど、やっぱり瀧内さんと河合さんの存在感が大きい…!
それでいつもだいたいお目にかかる光石さん、安定ですね♪
この映画、地味に名言がありますね。木下の父に問いただした時、「俺の弱さのせいだ」って答えたのに対して「そんな抽象的なものはいらない」って突き放したシーン笑いました🤭

こういう系ってサスペンスとかミステリーになりがちですが、最後の方まで純文学を貫いてて嬉しい☺️小説もおもろそう。(あったら読みたかった〜)
木下の立場はとても難しい🤨父親も何度も謝罪しているし、いくらしたことが取り返しのつかないことでも、どうしようもない奴ではない。また最後まで追い続けた取材もどんでん返しに会う…
ましてや殺されそうにもなる…
天秤…
とても考えようのある映画でした。久々に良さげな邦画😽
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