Rosso

プラットフォームのRossoのレビュー・感想・評価

プラットフォーム(2019年製作の映画)
4.0
おおお面白えぞ!!!
もう設定からして勝ちですよね。
無機質な空間が縦長にどこまでも続いていて、その部屋の真ん中を上から下へご馳走が降りてくるシステム。
当然上にいる人はたらふく食えて、下に行けば行くほどもうご馳走は残ってない...
よくこんな見せ方考えつくな〜

スペイン社会っつうか世界全体への貧富の差の警鐘の意が少なからず込められていると思いますが、この映画の面白いところはただ単にこのメッセージだけじゃないところにある気がしますね。
(独断に基づいたネタバレになるので追ってコメントに書き殴る所存)

まああれよ、ネタバレ配慮して言うならば、何か一つ持ち込める物に本を、さらにドン・キホーテを選択したっつうのがかなり核心だろうということです。

いや〜でも色々と映画の設定への興味は尽きないよな。
野暮だし分からねえ語られねえの確定なのだがそれでも認定証ってなんなん?とか、どうやって1ヶ月毎に人をシャッフルしてんの?イカゲームのスタッフみたいなやつおるの?とか、あのご馳走台のしくみは?ドラクエ5のレヌール城のあれみたいな鎖ついてねえのにどういう科学技術?とか、ご馳走提供サイドはこれ分かって作ってんの?とかね、まあ止まらんのよ。笑

とにかく引き込まれた。
多少グロ要素もあるし中々人にお薦めできるかっつうと選ぶ作品ではあるが、ちょっと僕はこれ好きですね。満足。
いいじゃんネトフリ!
Rosso

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