kuu

プラットフォームのkuuのレビュー・感想・評価

プラットフォーム(2019年製作の映画)
4.0
『プラットフォーム』映倫区分R15+
原題El Hoyo
製作年2019年。上映時間94分。

極限状態に置かれた者たちの行動を通して様々な社会問題をあぶり出した異色の西班牙(スペイン)産スリラー作品。ちょい異色っす。

ゴレンは目が覚めっと『48階層』にいた。
そこは遥か下まで伸びる塔のような建物で、上下の階層は部屋の中央にある穴でつながってる。
上の階層から『プラットフォーム』て云われるデカイ台座に乗せられてメシ(食事)が運ばれてくる。
メシは上にいる囚われ人たちのの残飯だけど、ここにゃそれしか喰いモノはない。
各階層には2人の人がおり、ゴレンは同じ階層にいた老人トリマカシから、1カ月ごとに階層が入れ替わること、そして食事を摂れるのはプラットフォームが自分の階層にある間だけ、というルールを聞かされる。。。

この作品はコロナ禍の生活にとって
完璧なはず?の資本主義の喩え噺かな。
コロナ禍だけじゃなく、これから起こりうる危機が人間社会の層別化(データを年齢別などの同じ共通点を持つグループに分類すること)だけじゃなく、DNAにコード化された利己主義の不変の鎖。
嗚呼、統治しとる奴らはうわべじゃ必要なモンだけ頂き、平等に分かち合えるのに十分なだけ残せば、皆が食べるものは困らないなんてメディアを使いほざいてる。

首相の首を賭けろ(吉幾三風に)
   喇叭ーkuu
この日の本日本のトップとコップは
グダグダ日和見風見鶏より
Cock-a-doodle-doo
チキンファッカー
俺らは心配
彼らは安牌
やること、なすこと
全部裏目白目
エクソシストで海老反り
血走る目
ワクチンは確保は1日百万回ー!
ドリチンなみの嘘八百ー!
オリンピック
選手は一心気張り
政治・経済グダグダー!
オリンピアだけ続出ー!
バブルは穴だらけ!
終われば世界からフルボッコ!
見た目は
安心、安全、国民の安全
ホンとは
不安、危険、国民の地獄
言うだけ番長の詐欺師の首相‼️😑
民間社長なら
クビでマジに切腹
倒産で社員は路頭に迷い
首相はブタ箱行き‼️
間違いなし
愚痴は尽きぬしこの辺で
ではではまたー‼️
翔る駆る賭ける(^_^)/

※日本においては此から書くのはナンセンスかも知れませんし、長ったらしいのは勘弁してって方はスルーしてください🙇‍♂️。

今作品のプラットホーム(資本主義社会)のように実際にはそない抑制や、思いやりを助長しいひん。
多くの囚われ人が、善き変容する可能性があるから、毎月、一見無作為に移動させられると云うが。
実際はそこに居る人たちは狡猾にならざる得ない。
今の日本でも法律(ルールの抜け穴)を知るものが得をするすんぽうやし。
最上階のモンは豊かなメシをタラフクくえ、低レベルのものはスクラップしか残ってない貧しい囚われ人。
見た目には、非常に直接的に見える物語。
せや、今作品喩えと云う資本主義は人間の物差しで述べたら長い歴史を持ってる複雑なシステムやし、当然、喩えと云う今作品もまたは複雑に考えたら出来る。
最低階(0階層)は、初期資本主義時代、
生産過程に投入される資本封建社会の末期に没落した農民や手工業者を賃労働者として雇用し、労働させて彼らに剰余価値の生産を行わせることによって成立した資本であり、この資本の出現により資本主義的生産がはじめて開始された、所謂、産業資本主義を表してるんやと思うし、
最下層より上の1階層から333層階は、20世紀のはすべての取引が政府や権力による強制で行われるのではなく、望むものが自発的に取引を行う市場を意味する自由市場資本主義を表してるんやろな。
今作品は資本主義の長く苦しんでいる犠牲者労働者階級についての作品であり、けっして上流階級と下層階級についての映画じゃない。
プラットホームに依存して食料を提供されるまま囚人のように食べてるのは、労働者階級が資本家のブクブク肥えるための実体によって生み出された仕事システムに依存して狡猾に生きざるえないし、多くの場合、毎日の安い賃金で生計を立てているのを今作品は巧く描いてる。
経済的地位に見切りをつけるには、十分なゼニを必要としてるが、予期しない(今のコロナ禍も含め)病気、縮小、事故とかによって立ち塞がれる。
作中の囚われ人が毎月どないな階層になるかわからへんように、労働者階級の生活も絶えず変動する経済や政治情勢に屡々予期せず悩まされてる。
誰もがプラットフォームから食べ物を蓄えることは許されへんし、誰もがこのひねくれたシステムの中に、ある時点で飢餓や共食い(潰しあい、けなしあう)さえ経験する。
現代の市場資本主義の理念は、バリバリと懸命働けば誰もがスイスイと社会でウハウハに生活出来る機会があるちゅう考えを広めよるが、実際には多くの人がご存知のよう、あらゆる機会が万人に利用できるわけじゃない。
資本市場がコロナ禍初期の発生時にガタガタになった際、資本家はどん底の銘柄をGETして、あらゆる法律を駆使して、政府からまでゼニ(給付金)を搾り取れるだけ搾りGETした。
市場が、ある程度予見出来る時期に回復した時、どん底銘柄を放出してたわわに実ったアマ~い甘い果実をもぎ取るのは金持ちだけ。
一方、労働者階級ていゃぁ仕事の馘に、残れても収入の減少、ホンで世界的な景気後退から生じる多くの経済的課題に対処しなきゃならへん。
頼りの政府もアレコレ書類を書かして助けるゼニは微々たるモノ。
給付金対象情報やら得てない人や、書類に格闘を諦めざるえない人たちに一銭も分かち合えない。
税金は上がり、国民年金すら泡沫と消えそう。
資本主義メディアマスゴミ←ますゴミ芥は、極貧の穴で生まれた人でさえ、誰もが金持ちになることができるちゅうイカれた概念の流布に強化を勤めとるイカれたイカした仕事をしとるが、実際はどうかな。
労働者階級がトップに立つことはほんと容易じゃないし宝くじ当たる確率より低い。
今作品の監督はこれをよく理解し、知っていると思う。
今作品は、殺伐とした風景の中での主人公ゴレンの浮き沈みを描いてるけど、コンセプトを擬人化するために存在するキャラやなく、キャラが何を表現してるかより、私たちはそれらが支えている喩え噺の理解を深めることにあるんじゃないかな。
奇抜な作品でした。
kuu

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