シャバにでた役所広司が演じる三上。平穏に生活しようとするが癇癪持ちでついトラブルを起こしてしまいがち。ただ仁義というか温かい心の持ち主で周りに愛されている。
途中の荒れているところはあまりグッと来なかったが、後半で改心しだしてからはかなり没入して見ることができた。
津乃田の「元にもどらないでください」の言葉は自分の気持ちを代弁してくれた。
走りながら笑顔で「シャブ打ってるみたいや」と言うシーンは、三上の働き先が決まったという嬉しさから笑顔になったというか笑ってしまった。
生活が好転していっているなかでの、最後の唐突な終わり方は、喪失感がすごかった。
役所広司の演技はほんとに感情移入させてくれる。
