〜「セリフが聞こえない」
なんて
絶対に許されない〜
「映画製作、予算が無いなら音にこだわれ」って言ってたの誰?思い出せないの何回目かな。割と皆んな言ってるのかもしれない。
じゃあ自分の言葉で言おう。同じ作品、目瞑って観るのと耳塞いで観るのとどっちがいい?どっちも嫌だ!
全然劇場行かないマンなんだけども。この作品もPCで鑑賞してしまっているわけだけども。
ぜんぶ興味深い!94分。
テーマ音楽や効果音作ったりの話も勿論オモロイイんだけど、俺が惹かれたのは「音声」のパート。特に1:05:00頃からの「ダイアログ編集」と「ADR(Additional Dialogue Replacement)」の章。(ADRはアフレコのことだったゼ)
レッドフォード監督作の『普通の人々』。10分のシーンに数週間かけたっていう雑音除去。『プリティリーグ』。泣き声が弱い!からの主演トム・ハンクスも呼んでのアフレコ録音&調整。『アルゴ』『グローリー/明日への行進』。重ねて重ねて群衆シュプレヒヴォイス一丁あがり。これグループADRって言うんだって。
雑音入りでそのままでは使えない現場の音を"浄化" "増幅" する。劇場音響に "整える" 過程。
さすがやな思た。
おう原田眞人の『関ヶ原』。ここまでやってるか。と。
アカデミー賞興味あんまりないほうなんだけどもしかしたら「音響賞」には要注目かもしれん。
劇場行こ。