メイマーツインズ

ようこそ映画音響の世界へのメイマーツインズのレビュー・感想・評価

ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)
4.0
《映画の感動を作り出す音の職人たち》

”すばらしき映画音楽たち〟に続く、珠玉のドキュメンタリー作品。WOWOWにて初鑑賞。

前回レビュー作”フロッグ〟が音を意識させる映画だった。
映画において、音の力は絶大だと改めて認識させられることに。
このドキュメンタリーは、音楽だけではなく、効果音など映画を盛り立てるすべての音を探る旅。
スピルバーグ、デヴィッド・リンチ、ロバート・レッドフォード、クリストファー・ノーラン… 多くの映画関係者のインタビューを交えながら、名作の名シーンで音響の世界を楽しませてくれる!

自分の思い入れがある”ゴッドファーザー〟”プライベート・ライアン〟といった名作の興味深いエピソードもあったりで頬が緩む。
”プライベート・ライアン〟のオマハビーチの壮絶すぎる名シーン。無音も使っていたのは意味があったのだ。なるほどなぁ…🤔
”キングコング〟”スターウォーズ〟”地獄の黙示録〟が映画音楽に革命を起こしてきたという歴史。

映画における音楽は観る者の救命ボートのような存在で緊張感が高まった時に感情の拠り所となり、音は視覚以上に情報を与え感情に響かせる。
映像と音が高いレベルで一体化することで名作が生まれ、その裏には音の職人たちの存在がある。

映画音楽の帝王ハンス・ジマーが手掛ける”インセプション〟。最高にシビれる音楽がここに甦る!

この至福の時間をすべての映画ファンへ…