福福吉吉

ディアスキン 鹿革の殺人鬼の福福吉吉のレビュー・感想・評価

1.0
鹿革100%のジャケットに心を奪われ、手に入れたジョルジュは別れた妻に預金を凍結され、金銭に困窮する。ジョルジュは映画監督と偽って金を工面しながら、自らのジャケットを「世界で唯一のジャケット」にするべく、ジャケットを着る人を殺害し、ジャケットを剥ぎとり始める。

ストーリーはとにかく異常なジョルジュの行動を描いていますが、あまりにも思考がおかしく、鹿革100%に惹かれ続けるジョルジュに嫌悪感しか無かったです。
ストーリーとして、なぜジョルジュが「鹿革100%」に拘りつづけたかが描かれていないため、せっかくの主人公なのに芯の無いうわべだけのキャラクターになっているように感じました。

常軌を逸したジョルジュが映画撮影と偽ってジャケットを奪い続ける様子は面白かったのですが、それが殺人までエスカレートするところに面白みは感じなかった。行動は狂っているのに描写が淡泊で印象が弱く感じました。

あまり面白く感じませんでした。スリラーとしても観ている側の恐怖心を抱かせるものがなく、コメディタッチでお茶を濁していて好きになれません。

鑑賞日:2022年11月26日
鑑賞方法:Amazon Prime Video
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