ほだ

レジェンド・オブ・リタのほだのレビュー・感想・評価

レジェンド・オブ・リタ(2000年製作の映画)
3.2
1970年代、社会主義の理想を求めた西ドイツのテロリスト、リタ・フォークトの実話を元にしたフィクション。シュタージ(東ドイツ秘密警察)の助けを借り、東ドイツに逃亡し、正体を隠しながらも普通の生活を送っている様子を描いている。

テロリストと言っても当時のものは軽いノリで、日本でも昔流行った学生運動みたいなものだったようだ。と言っても、自分の身を守るために簡単に警官を殺すなど共感できない部分はあったけれど。

東ドイツでの逃亡生活は本当に普通の日常で淡々と描かれている。悪い言い方をすると映画として面白味がないような。最後の終わり方は、これでいいの?というようなあっけないもので。

このような人がいました、という記録映画として捉えればいいのかな。当時のドイツの様子が見てとれて興味深かった。
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