天豆てんまめ

水曜日が消えたの天豆てんまめのレビュー・感想・評価

水曜日が消えた(2020年製作の映画)
3.5
うーん。。

映画のチョイスを間違えたかも。

曜日ごとに人格が変わり、記憶が消える男の話。

語り部となる火曜日の中村倫也の演技が、、、

なよなよ過ぎて、少し気持ち悪かった。

日曜日の夕方、ちょっと時間を無駄にしてしまったかも。

と思った日曜日の私。

もし、明日、月曜日がGWで無かったならば、私は絶望しただろう。

見始めた映画を途中ではやめられない性分の自分が口惜しい。

サイコサスペンスをスリリングにするストーリーテリングが下手。

1時間過ぎてからようやく
物語が動き始める。

最後の30分からドラマになる。

中村倫也のカメレオン芝居を見せ始めるのがラスト近くで遅過ぎて飽きてしまった。


人は誰しも記憶が薄れて、自我に立ち返る。その繰り返しを、私たちは生きている。

3ヶ月前の月火水木金土日の記憶を語れる人はいない。

自我のホメオスタシスの崩壊から新たな自分と出会う物語が観たいな。

勇気を出して初めてのことに挑戦した時

とんでもない嵐のような恋に落ちた時

大事故にあって、死ぬ手前で戻った時

人は自我が変容し、新たな自分に生まれ変わる時があるらしい。

そんな、もっと心を抉る心理サスペンスか、深い人間ドラマが観たいなー。

中村倫也ファンで無い私には厳しい。

月曜日の私よ。

もっといい映画に出会えよ。