片腕マシンボーイ

もちの片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

もち(2019年製作の映画)
3.8
つきたてお餅でおっぱい擬似体験!くぅ〜……マセガキめ!しかも寄って集ってお兄ちゃんの童貞イジり……ヒドイ、スンスン

岩手の田舎に住む中学生ユナちゃんのお餅にまつわるエトセトラ……な話!

劇場で観たかったけど結局観れんかったやつね、U-NEXTさんにアップされたからばようやく観たよ!ぺろぺろ
もうな、冒頭の1番餅からして引き込まれる餅っぷりよね!葬式で餅をつくんは岩手の風習なんかな?おばあちゃんの葬式でもヒロインのユナちゃんはスマホ弄りにご執心、ところが雪が降るんも構わずばあちゃんを送るんにどうしても餅つきしたいじいちゃんと、お餅なんて餅つき機で良いぞぉ!ってな親戚一同、しかしじいちゃんの「ユナ、餅つき手伝ってくれや!」の一言にユナちゃんってば四の五の言わずにすっとスマホを置くと雪降る中じいちゃんのつく餅をたくみに返してみせるわけです!
そうね、田舎の中学生とはいえ今どきなスマホ中毒の現代っ子なんかな?思わせといてからの……ばあちゃんを丁寧に送り出したいっつ〜じいちゃんに共鳴できる美しき心と、巧みな餅さばきにね、もう瞬く間にユナちゃんにゾッコンなる素晴らしい1番餅やったよね!ぺろぺろ

そんな餅のように真っ白な心とお肌のユナちゃんをはじめ、ユナちゃんの家族、同級生、周囲の人々、演じるのは皆岩手の地元の方々で、もちろん演技は初心者ばかり、しかし!演技どうこうというよりも、素朴な田舎の風景に交わる登場人物達の空気の完全なる一体化により、本作はフィクションながらドキュメンタリーとの中間にあるような独特な雰囲気の作品でして、何にも穢されることなくのびのび育ったユナちゃんの見ている景色をまんま映し出したかのような美しさに、くぅ〜まぢマシンボーイの都会に穢れた心も浄化される!ってなもんでして
あとな!マシンボーイってば小学生位の頃はまだばあちゃん若かったからば(…今年100歳!)、年末になると毎年田舎のばあちゃん家で杵と臼で餅つきしていたんよねぇ、ぺったんこぺったんこ、だからまぢおもひでぽろぽろしてキュンしたぁ!(しかし、幼き日のマシンボーイはピュア過ぎてお餅でおっぱい体験をするとこまで思いつかんかったんが、今更ながらに悔しいわぁ!)

さて、最後にユナちゃんの恋心について触れようと思うんやが!ぺろぺろ、その前に本作に出てきた美味しそうな餅達を紹介すんな!
納豆餅!最高!ぺろ!
ずんだも良いね!
みんなはお餅のお醤油には砂糖入れるタイプ?入れないタイプ?マシンボーイわぁ………………いれる!

って事でユナちゃんのピュアが過ぎる恋について少しだけ語らせてくれよね!
ユナちゃんは友達のお兄ちゃんの事が気になっているんやが、ユナちゃんは中学3年生、お兄ちゃんは高校3年生、大人になれば3歳くらいの年の差あって無いようなもんやが、中学生からすっと高3は信じられないくらい大人で、遠い存在なのです!ユナちゃんの友達、すなわちお兄ちゃんの妹は、ユナちゃんの気持ちに気づいてさりげなく?サポートしてくれるわけですが、ユナちゃんにはやはり自信がありません、くぅ〜お兄ちゃんのスマホに着信があると、気になって仕方の無いユナちゃん!可愛すぎかよぉ、ぺろぺろ
そうね!花火大会とか!卒業式の校舎裏とか!ドキドキシーンの連続にマシンボーイの無い胸はちきれる寸前やったよね!下手な少女漫画系ラブコメより俄然キュンしたぞぉ!
そしてユナちゃんからお兄ちゃんに贈る……餅!そこも餅!可愛かったからありやけどなぁ、くぅ〜

そうね、他にも文化祭のユナちゃん踊り狂い編とか!(ダンスやなくて踊りなんが肝!)あとな、ユナちゃんの中学はユナちゃんの代が卒業したら廃校になってしまうんやけどな……先生の生徒や学校を想っての男泣きも素晴らしかったよね!
もうな、見どころ満載の田舎映画で、くぅ〜、マシンボーイも登下校のチャリで深い渓谷を見下ろす大きな橋とか渡りたかったわぁ、って田舎への憧れがますます増した!最高

とりあえず今日は帰りに餅買って帰ろ、ぺろ