ベトナムホラー恐るべし。
荒唐無稽に振り切れていて気持ちいい。新たな境地かも。
病気の子を持ち夢遊病に悩む女は、夢に導かれて土の中から白骨と日記を掘り起こし、ある男の壮大な悲劇の旅を知ることになる。
夢遊病のスケールがでかすぎたり、意を決して用意したスコップがちっちゃすぎる問題はご愛嬌。
男へのフランス軍のしつこい拷問(この辺は皮肉も?)にも、なぜかしぶとく口を割らないくだりとか、超斬新な銃アクションは笑けてくる。
ちょっと深めのテーマもありつつツッコミ入れながら観るのも楽しくて、登場人物はなんとなく全員好きになりました。
「決めるのはヨモギだ」
とりあえず、これからヨモギを見聞きする度この映画を思い出す体質になってしまった。