D介

はるヲうるひとのD介のレビュー・感想・評価

はるヲうるひと(2020年製作の映画)
4.1
たぶん、モデルの島は三重県渡鹿野島か?
勿論?行ったことはないが、都市伝説的に
その存在は知っている。後で調べたら、
「三重県のとある島をモデルに〜」とTwitter。

評価は微妙だけど、私は好きです。
好きというか、愛がテーマで、みんな
それぞれでその愛が歪んでいる。
そもそも歪んでいない愛の映画は、
中高校生の恋愛か?面白くない。
「まっとう」って言葉を使っている時点で
まっとうじゃないんだよなぁ…。

観ていて精神的にも痛い描写もあるが、
性的に表現しているだけで、実際は
みんな生き難く生きていて、きっと
解放されたら、乾杯出来るんだろう。
それも成長って言えるのかもしれない。

俳優たち、みんな良かった。
得太(山田孝之)の精神が止まった感じも
いぶき(仲里依紗)の絶望した目も歩き方も
哲雄(佐藤二郎)の支配的にならざるを得なさも
坂井真紀たち娼婦たち各人のポジションも
名作じゃないけど、みんな良かった。

2023-691
D介

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