2025年、戦争終結から1年後のウクライナを舞台に、戦争によって壊される人間の生とその尊さを描いた作品。
今の国際社会に強烈なメッセージを投げかけているのは言わずもがな。
圧倒的な長回し、淡々としながらも強烈なストーリーは、他人事とは言わせない力を持ち、観る人の心に深くのしかかる。
外に出るか、ここに残って生きるか。
どっちが正解か、正解なんてあるのか。
サーモグラフィーの映像はかなり印象的。
人の持つ温もり、熱をストレートに感じるし、同時に儚さも感じる。
これ以上なく、今見るべき作品と言える。