タイトルは何かの暗喩なのかなと思ってたけど、出てくるワンちゃん普通に迷子になってたから、本当に利口なタイプではないのかもしれない。
家族のコミュケーション不全で、ギリギリの崖っぷち家族のキャラクターが中々濃かったけど、落ち目の作家の主人公も結構自己中に生きてきた人だった。
迷い込んだステュピッドを飼うことで、バラバラになってしまう様に見せておいて、内省を通じて、妻と子供たちに素直になっていく様が面白い。
誰ひとり普通の人がいないのは凄いよね。
普通に見えても、ストーリーが進むとお前もかとなる。
最終的には丸く収まっているので、ステュピッドはこの家族に必要だったんだろうな。
