もうね、途中からアンソニーホプキンスがヴェネディクトにしか見えなくて、それだけでもマルな作品です。
この作品の1番すごいところは、ヴァチカンのシーンは、別荘のシーンもシスティーナ礼拝堂にしても、ぜーーーんぶCGだということ。いや、調べてないから多分って話なんだけど。
ヴァチカンってのは、一切の映画撮影がNGなところなのよね。天使と悪魔もCGだったし、ミッションインポッシブルなんて見取り図すら合ってなかったわ。
一つの見方として、一般人が入れない場所を再現していたり、 絶対見ることのない教皇選定のシーンなんかを想像できるところかしらね。
ふと思ったの。
宗教そのものにとやかく言うつもりはないし、カトリックだっていい噂も悪い噂もあるけれど、トップに君臨する人ってのは、どっかの国(または日本にもあるけれど)の教祖みたいに顔を赤くして熱く人を導くより、この映画のフランシスコさんみたいに静かに人の声に耳を傾ける、そんな人の方がいいな。いや、それぞれの好みなのだろうけれど。
あぁ、アタシも歳をとるごとになんて汚れてしまったのでしょう。神さまそんなアタシをお赦しください。。。
じーんと静かに感動する作品だったわ。