トールキン

バーナデット ママは行方不明のトールキンのレビュー・感想・評価

4.0
この表現が合ってるのか分からないけど、心に響いたというよりもじんわりと身に沁みるような内容だった。

誰にだって日常的にしがらみや面倒ごとや小さなストレスを抱えながら生きていると思う。そういったものが徐々に積み重なってちょっと心が病んでしまったり、どこか遠くへ現実逃避してーなんて思ってしまったり、生きづらさを感じてしまう、日々の生活でそんな風に感じる人少なからずいると思う。
でもどれだけ何度も生きづらさを感じたとしても自分の好きなことで充実感に満たされたり、生きがいを見出せたり出来て、ちょっと心が前向きになっていく。それはどんな人にだって必ずある。
生きづらさを感じてしまうのは自分のせい?それともそうさせる周りのせい?いや、誰のせいでもなく、またそうなってしまう自分が悪いのか。そんなことはなく、別にいいじゃん、自分の好きなように生きたらって感じで無理やりにでも自分の生き方を肯定させてくれるかのような作品でした。

あと、エンドロールの演出がめちゃくちゃ良かったな。シンディローパーの曲とマッチしてめちゃくちゃ沁みて泣いてしまったよ。元々シンディローパー好きだから嬉しかった。

ケイト・ブランシェットってこれまでシリアスな役柄しかイメージなかったけどこんなコミカルでユーモアなキャラも自然体でアリだなって改めて思う。さらに髪型ロングのイメージしかなかったから最初誰か分からなかった笑笑

最後に余談だけど、ローレンス・フィッシュバーンも出演していて、つい最近見た「ジョンウィック」での役柄と今作でのギャップが違い過ぎて何かおかしかった笑笑
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