masahitotenma

ドリームガールズ ディレクターズカット版のmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

3.3
黒人のレコード・レーベル、モータウンの女性グループ、ダイアナ・ロス&スプリームス(シュープリームス)をモデルにしたブロードウェイ・ミュージカルの映画化。
原題: Dreamgirls(2006年、140分)
今回の鑑賞はディレクターズ・カット版(10曲以上の曲がオリジナル版(130分)よりも長くなり、カットされた2曲を新たに収録)

1962年、デトロイト。
仲の良い黒人女性3人、エフィ、ローレル、ディーナが結成した"ドリーメッツ"(後に"ザ・ドリームズ"と改名)は、野心家のマネジャー、カーティスの戦略で曲調を軽いものに変え美しいディーナを前面に押すことで人気を獲得する。
ところが、いちばんの歌唱力を持ちながらバックにまわされたエフィは不満を募らせ、メンバーの中に亀裂が生じる…。

~登場人物~
・カーティス・テイラー・ジュニア(ジェイミー・フォックス):モータウン・レコードの創設者ベリー・ゴーディ・ジュニアがモデル。映画では汚い手を使う否定的な人物として描かれている。
・ディーナ(ビヨンセ・ノウルズ):ダイアナ・ロスがモデル。
・エフィ(ジェニファー・ハドソン):スプリームスのフローレンス・バラードとソウル歌手のエタ・ジェイムスがモデル。
リードボーカルから外されて不満を持ち始める。
・ローレル(アニカ・ノニ・ローズ):スプリームスのメアリー・ウィルソンがモデル。
・ミシェル(シャロン・リール ):スプリームスの新メンバー、シンディ・バードソングがモデル。
・C. C. ホワイト(キース・ロビンソン):エフィの兄。作曲を担当。
・ジェームス・“サンダー”・アーリー(通称:ジミー)(エディ・マーフィ):リトル・リチャード、ジェームス・ブラウン、サム・クック、ジャッキー・ウィルソン、ウィルソン・ピケット、マーヴィン・ゲイ等ソウル・R&Bシンガーがモデル。女好き。ヘロインを使用するようになる。
・マーティー・マディソン(ダニー・グローヴァー):ジミーのオリジナルのマネージャー。

"曲の盗用"

映像的には、カット数の多さやカメラ・ワークが気になる。
見どころは、歌手と映画共にデビュー作となったジェニファー・ハドソンの熱唱(声量)と、ビヨンセの美貌。
歌は"One Night Only"、
"Dreamgirls"など。
なお、シュープリームスの歌もソロになってからのダイアナ・ロスの歌も大好きなのに、この映画(劇場公開版)を初めて見た時、歌われる曲が全て違う曲ばかりなのでがっかりしたものです。
また、映画は事実と異なることが少なからずあるようです。
masahitotenma

masahitotenma