Tsu

異端の鳥のTsuのレビュー・感想・評価

異端の鳥(2019年製作の映画)
3.5
長かった、けど章が分かれていて1つ1つの章が別のショートストーリーになっているような構成だったので
話をちゃんと追えて最後まで飽きずに見られました🎬

租界先で、周囲の人と見た目(髪、目の色)の違うユダヤ人(おそらく)の少年に対しての差別を描いた作品でした。
最近の映画だけどモノクロなのは、
カラーにしてしまうと嘘っぽく見えてしまうから、という監督の意図だったそう。
またこの作品は特定の人種への差別的な意味合いを防ぐためにインタースラーヴィックという人工言語が使われていて、
その意図は、差別は遠いどこかの民族の話ではなく、身近にあるものというメッセージとも言えるようです、、。

あえてモノクロで撮った映画といえば
渡辺謙が主演の日本映画
「海と毒薬」があるけど、同じ意図なような気がする。
最近の映画にはあんまりなさそう。

あるブログでラースフォントリアーやミヒャエルハネケと比べられてて、確かにと思いつつ、もっとメッセージ性があるようにも捉えられたけど、でも映画を知る入り口としては、「怖いものみたさ」「胸糞映画」っていうジャンルには変わりないのかなぁ など
なんかモヤモヤっとしたことを考えさせられたりもしました
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