マ帆

異端の鳥のマ帆のレビュー・感想・評価

異端の鳥(2019年製作の映画)
3.7
ホロコーストから逃れた少年が行く先々で目の当たりにする人間の残酷さ。
舞台の国の特定を防ぐためにわざわざ人工言語を作ったと聞いて好奇心が止まらなくなってしまった映画。

原題The Painted Bird。
黒い鳥を白塗りにして群れに還すとその鳥は一斉に攻撃を受け死んでしまう。

"戦争は人を変える" のではなく "元から人間は残酷" で、だから戦争も起きるし差別なんか無くなる訳ないとこの映画を観ると思ってしまう。

※動物は一匹も殺していません
※子役の性的なシーンは実際には大人が演じています

分かっていてもかなりキツい描写の数々...。
ポスタービジュアルになっているシーンもかなりキツいけど、折り返し地点で自分が1番苦手な描写がきて観るのを辞めようかと思った。でも今は最後まで観てよかったと思う。
マ帆

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