nana

hisのnanaのレビュー・感想・評価

his(2020年製作の映画)
4.2

愛情が切なく優しい。

綺麗な映画だった。

「自分が優しくなれば世界が優しくなると思った。」


一途でストイックな彼と紆余曲折な彼の恋。

別な道を歩んで来ても深く結び合う。

人に話すのが嫌だから話さない場所を選ぶ。


ゲイのカップル
夢を追い海外に発った渚と見送った迅。

都会を離れ、田舎で自給自足の生活を送っていた迅の元へ、結婚し娘を連れた渚が訪れ3人の生活が始まる。



キャストがいい。

藤原季節さん。
いつの間にこんなに色気のある役者さんになったんだろう。
子供や恋人と接する表情。“大切”がにじみ出る。
自主映·ミニシアとずっと観てきて、ティーチンも何度も参加した馴染みのある俳優さん。
この人もまた、ファンに優しく丁寧で素敵な人。
カメラの無いところでそんな風だと好きになってしまうよね。
大きな仕事が決まるたびにパチパチと心の中で手を叩く。

宮沢氷魚さんの透明感。
覚悟の表情の迫力。

ラブシーンが色っぽく、愛が伝わる。
信頼感があり幸福感いっぱい。
この二人のキャスティングはベスト。


偏見からお互いを守り合う。
逃げて来た所が優しい人達で良かった。
村の人達の言葉が沁みる。

パイプオルガン
彼が手入れをしたそれはきっと美しい音色を奏でるのだろう。


愛情がたっぷり
心が綺麗な映画だった。
今日も泣いた。

弁護士役の戸田恵子さんも良かった。



10人の友達💦
切なさよりもまだもう一つ…期待してしまった😓
だって…。
nana

nana