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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジのYYamadaのレビュー・感想・評価

3.5
マーベル・シネマのススメ
【SONY:スパイダーバース⑩】
ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ

◆監督:
 アンディ・サーキス
◆ゲスト大物俳優:
 ウッディ・ハレルソン 
◆ヴィラン:
 カーネイジ
◆ポスト・クレジット・シーン:
 当面、秘匿

〈本作の粗筋〉 eiga.comより抜粋
・「悪人以外を食べない」という条件でエディの体に寄生した地球外生命体シンビオートのヴェノムは、食欲制限に満を抱えながらも、エディとの共同生活をそれなりに楽しんでいた。
・そんな中、ジャーナリストとして未解決事件を追うエディは、刑務所で猟奇殺人の罪で死刑執行を待つ囚人クレタスと面会。エディに異様な興味を示すクレタスは突如として彼の腕に噛み付き、クレタスはカーネイジに覚醒する…。

〈見処〉
①シリーズ第2弾「俺たちより、最悪」
・『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』(和訳: 大殺戮よ、起これ)は、マーベル・コミックのキャラクター「ヴェノム」をアンチヒーロー据えて2021年に公開されたアクション映画。『ヴェノム』(2018)の続編であり、「ソニー・スパイダーマン・ユニバース」(SSU)の2作目となる。
・ヴェノム/エディ役をトム・ハーディ、エディの元恋人アン役をミシェル・ウィリアムズが続投。本作のヴェランであるカーネイジ/クレタス役は『スリー・ビルボード』のウッディ・ハレルソン、その恋人のシュリーク役を「007」シリーズのナオミ・ハリスが演じている。
・監督はモーション・キャプチャーの雄で、俳優としても活躍するアンディ・サーキス。
・2020年10月に米国公開予定であった本作は、新型コロナの影響により延期を余儀なくされ、日本より約2ヶ月早い、2021年10月1日に米国公開されている。日本では、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)よりも認知度の低いシリーズであるが、2021年に公開された米国のオープニング興収では、本作は『ブラック・ウィドウ』『シャン・チー/テン・リングスの伝説』『エターナルズ』を抑え1位に輝いている。

②MCUシリーズとのトリビア
・「赤い奴はキライだ」…カーネイジと対峙し尻込みするヴェノム。マルチバース世界に存在する別のヴェノムが赤い生命体にコテンパンにされた記憶(サム・ライミ版『スパイダーマン3』)が共有化されたためだと考えられる。
・ミドルクレジットには、続編以降の展開を大きく変えるであろう「マーベル映画最大の衝撃」が登場。

③結び…本作の見処は?
本編よりもミドルクレジット映像のほうが面白い!?
◎:「ソニー・スパイダーマン・ユニバース」(SSU)の今後の方向性を決定付けるミドル・クレジット。その答えは2022年公開の某作品🕸️が待ちきれない。
○: 上映時間97分。非常にコンパクトな作品として、予定調和なアクションが凝縮。良い意味で普通の映画。
○: ヴェノムとエディの「ひとりバディ」関係は本作も健在。
▲: ウッディ・ハレルソンとナオミ・ハリスのヴェラン・カップル。正悪バランスが中途半端で、共感も畏怖のどちらも感ず、肩透かし。
▲: ラストバトルのシーンは薄暗く、迫力・緊張感のどちらもいま一歩。
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