K800

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバーのK800のレビュー・感想・評価

4.4
イバンべ!

フェーズ4の締めくくり。
チャドウィック・ボーズマンが亡くなり、ティ・チャラの代役は立てることなく制作されたシリーズ2作目。

守護者ブラックパンサーであり国王のティ・チャラを失ったワカンダ国民が、チャドウィックを失った我々MCUファンと重なるような印象を受けた。
大切な者を失っても時は進み、周りは変化していく。これはワカンダにおいても我々にとっても同じことで、観ている我々ファンの心も救われ、前を向くことができる作品だった。

本編はもちろんのことOPやEDからも監督や製作陣のチャドウィックへの愛を感じられて目がうるうるしてしまった。

MCUという大規模なシリーズの一作ではあるものの、他作品とのクロスオーバーやCG等でティ・チャラを出すなどの演出が無かったのも良かった。
チャドウィックに対するリスペクトを感じた。

本作でもリリ・ウィリアムズやネイモアなど新キャラクターも登場し、マルチバースサーガに向けてしっかりと土台が作られているように感じた。今後がめちゃくちゃ楽しみ。

ワカンダフォーエバー!
K800

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