The Ballad of Lefty Brown
本作は、開拓時代を舞台にした、何一つ成し遂げられなかった男が、最後に自分の信念に従い命を掛けて事を成し遂げる物語。
主役のレフティ演じるビル・プルマンの演技が良すぎました。
頭の回転が遅く、脚も悪く、覇気のないダメじいさんですがビル・プルマンが義理と人情に熱い老人をうまく演じています。
ストーリー展開はよくある古き良き正統派西部劇って感じです。
じいさんの演技も素晴らしく、中身もなかなか良い物でした。
主役がまさかのヨレヨレの爺さんでいったいこの後どう展開して行くのかと、ハラハラしながら観てました。
西部劇ですが人間ドラマが重厚で途中から引き込まれまして、信頼と友情と力で荒野を生き抜いてきた4人の男と1人の女性 強すぎた絆が、脆く崩れ、悲しい結果となってしまいます 。
映画全編から溢れ出す悲哀的なものがたまらなく、何だか胸に突き刺さる映画でした。