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ラブバードのkuuのレビュー・感想・評価

ラブバード(2020年製作の映画)
3.0
『ラブバード』
原題The Lovebirds.
製作年2020年。上映時間87分。

マイケル・ショウォルターと主演クメイル・ナンジアニがタッグを組んだクライムコメディ、サクッと米国産。

パラマウントは当初、2020年4月3日に劇場公開する予定でしたが、コロナウイルスのパンデミックと劇場の閉鎖が広まったため、Netflixで公開することを決定したそうですが劇場なら観てないかな。

交際4年になるジブランとレイラニのカップルはケンカが絶えず、激しい口論の末に別れることを決意する。
そんな矢先、2人が乗る車に見知らぬ男が乗り込んできて、自転車で逃げる男を追い回した末に轢き殺してしまう。
通行人に犯人と間違われポリスに通報された2人は、動転してその場から逃亡。
無実を証明するため、被害者が残した携帯電話を手掛かりに自ら真犯人を探し出そうとする。

今作品は、2人の関係を救う鍵となるかもしれへんが、よ~分からん犯罪計画に巻き込まれたカップルを中心とした、全く当たり障りのないコメディでした(多少キンキン声で罵り合うのは耳についたけど)。
また、正直、個人的には、記憶能力に支障が来してきてるし、記憶に残らない作品でした。
プロットは、中心となる謎に関しては、可能な限り骨抜きにされており、その謎は決して解決されることなく(少なくとも、満足できるものではなく)、
焦点となるカップルを舞台装置から舞台装置へと移動させるだけの役割しか果たせてなかった。
しかし、それらのセットピースの中には楽しいものもあり、笑いを生むよう構成されてた。
主演の2人は、上映時間のほとんどを占め、冗談や口論、明らかに即興で作られたセリフ、まずまずかなって思う仕事はしてました。
カリスマ性のあるコンビとまでは云えないけど、応援したくなるような愛想も時たま見せるし、その場、その場で場しのぎ的決断をし、やってることはメチャクチャやけど比較的善良な小市民かな。
今作品の笑いは断続的に誘うもので、十分に爽やかとまではいかないが、クメイル・ナンジアニって俳優さんの表情がどことなしにMr. ビーンのローワン・アトキンソンを彷彿させ笑いを誘ってくれた。
雰囲気があるわけでも、説得力があるわけでもないが、嵌まれば十分に楽しめる作品なんやとは思います。
小生は暇つぶしには十分な内容やったと納得する作品やったかな。
ただ、たとえ記憶力が良くても、お話の内容を記憶にムリに残そうとは思わないかな。
kuu

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