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飄々 拝啓、大塚康生様のkkkのk太郎のネタバレレビュー・内容・結末

飄々 拝啓、大塚康生様(2015年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

日本アニメ界の伝説、大塚康生さんに迫るドキュメンタリー。

出演は『火垂るの墓』『平成狸合戦ぽんぽこ』で知られるアニメ界の巨匠、高畑勲。

本人と関係者のインタビューを中心に、緩やかに進行していく映画。
大塚康生氏の名著「作画汗まみれ」で言及されていた内容が多かったですが、表舞台に出られる方ではないので、本人の肉声を聴けるというだけでも貴重な作品だと思います。

関係者として登場される方々は、高畑勲監督の他にはおおすみ正秋さん、友永和秀さん、小田部羊一さん、月岡貞夫さん、田中敦子さんetc…。
まさに日本アニメーション界の宝という方達が続々と登場してテンションが上がりました。

キラキラとした瞳で、ワルサーのスライドを口で引き下げるというルパンの名シーンを再現されていてほっこりしました(^^)

宮崎駿と高畑勲が居るジブリには行きたくなかったという大塚康生さんのお気持ち、何となくわかります笑。

アニメーション黎明期のことを当事者の口から聞くことができる貴重な作品です。興味がある方なら楽しめるかと思います。
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