これは絶対観に行こうと決めていた作品です🇦🇫
今現在も、とてつもなく苦しい現況にいる人々を目撃することになるが涙こぼさずに見ていたのは、姉妹の明るさとこの二人に底なしの愛情をそそぎ、イスラム教の下で自由に育ててきた両親のおおらかさです。
全てをスマホで撮り続けるこの作品の撮影者でもあり映像作家でもある父親は、過去に放送したアフガニスタンの平和に関するドキュメンタリーがタリバンの怒りに触れ死刑宣告を受ける身となる。一家はアフガニスタンを逃れヨーロッパへと5600キロの道のりを歩んでいく。
私たちなら6時間程度で飛行機で行ける距離なのに…簡単には本当にたどり着けない。長い年月が流れていく。
一時日本でも報道されていた難民の逃避行が実際にどんなものなのかが家族のスマホ撮影を通して明らかになる。
車を手放した後は、歩いて走って歩いて雨が降ろうと凍えようと山中で野宿して…密航ブローカーに大金を払うしかなく…難民キャンプでも移民排斥運動に怯え…子どもたちの心に刻まれる過酷なキズが心配になってくる。でも、このお父さんと女優出身で監督業もしているお母さんは、そばで常に子どもたちに笑顔笑顔を送っているのが本当によく分かる。姉妹もこんな状況なのに信じられないくらい真っ直ぐに育っていく。そして、あるシーンで肌の色 人種なんて関係ない平等なんだとジーンとくる映像がきて秀逸です‼︎
髪の毛を隠さないと決心した少女には本当に幸せになってほしい…
そしてそして、Morc阿佐ヶ谷で「デカローグ」第7話を観てきました😅狙った獲物はどこまでも追いかけるハンターみたいな自分が怖いですが👹愛する映画のためなら努力を惜しまないマメな私と肯定したい‼︎🤗
「デカローグ」の最後に追記しましたので、お暇なお時がありましたら覗いて下さいませ🎥
