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生きるのfxxkshitのレビュー・感想・評価

生きる(1952年製作の映画)
4.3
無気力な人間だから分かる。一生懸命生に縋りつこうとしている人間を見てると眩しくて虚しくなるこの人の気持ち。

癌と告げられ寿命が僅かだということを知らされてから本当の意味で生きようとする。

ゴンドラの唄を歌うシーンは鳥肌だった。彼の30年間の感情が爆発したように思った。

私がもし寿命半年と言われたらここまで自己犠牲を働かせて世の為人の為に尽くせるだろうか。

いのち短し 恋せよ乙女
あかき唇 褪(あ)せぬ間に
熱き血潮の 冷えぬ間に
明日(あす)の月日は ないものを

いのち短し 恋せよ乙女
いざ手をとりて かの舟に
いざ燃ゆる頬(ほ)を 君が頬(ほ)に
ここには誰れも 来ぬものを

いのち短し 恋せよ乙女
波にただよい 波のよに
君が柔わ手を 我が肩に
ここには人目も 無いものを

いのち短し 恋せよ乙女
黒髪の色 褪(あ)せぬ間に
心のほのお 消えぬ間に
今日はふたたび 来ぬものを
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