室町時代とロックをコラボするという、今までにない試みをまさかアニメでやるというのが、新しくてそれだけで見応えがあった。
冒頭の現代の風景から、どうして600年前につながるのかクライマックスに全て明かされる。
とにかく不遇に見舞われた才能ある二人が古い時代を打ち破る。
この時代にもロックがあったのではないかという可能性を見せてくれた、一切記録が無い犬王であるが故の可能性だった。
映像はサイエンスSARUならではの相変わらずの独特なアニメーションで、尚且つファンタジーとリアルさも相まって気持ち悪いくらいなミュージカルシーンをアニメで表現した。
ミュージカルとしては個人的には実写に勝るものはないと思っているけれども、これはいい勝負してるなぁと思う。
こういう二次元の作品で新しい試みをする作品がもっと増えてくれればいいなぁと思いました。