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フェイクのlemonのネタバレレビュー・内容・結末

フェイク(1997年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

ジョーはギルバート・グレイプのギルバートのような使命感もあって役が少し似てる。
ディパーテッド、トレーニング・デイのような潜入捜査。
ギャング・オブ・ニューヨークのような親分を慕う感じ好き。

レフティーとにかく優しい人情溢れる男。スカーフェイスとの違い、やはり演技すごい。

キャストも豪華すぎる。ジョニー、アルパチーノ、レザボア・ドッグスに出演してるマイケル・マドセン。

名作ヒューマンドラマ。
マフィアの成り上がっていく感じとかも好きなところ。

最後のジョーが殴ったのはショックを感じたがそこからのジョーの人の命が掛かってるとじんわりくるシーン。

Forget about it!(そのことは忘れろ!)
ジョーが使い方を教えていたが、同じアメリカ人でも使い方がわからないとかこともあるのか。色々な言葉に使っていて面白かった。

最後「お前だから許せる」とレフティーは恐らく仲間がFBIだったことにより落とし前として殺された銃声なのかな。

ジョーは最後の仕事の前にレフティーにお金を渡し船を買って旅に出る夢を叶えてほしい一方レフティーが殺される事がわかっていたので逃亡の意味もあったのか。

FBIがドニーの正体を証したのは、捜査の合法性を証明するため。

1978年11月、ニューヨーク・ブルックリン。 FBI潜入捜査官ジョーは、連邦捜査局よりマークされていたマフィアの一員であるレフティーとの接触の機会をついに得る。
宝飾品鑑定の腕をレフティーに見込まれた事をきっかけに、ジョーは“ドニー・ブラスコ”と偽名を名乗り潜入捜査に入り、レフティはドニーと兄弟の盃を交わし、その取り巻きたるグループとも親密な関係を築き始める。
その一方、任務上中々自宅へ帰れないドニーと妻マギーら家族との間は次第に冷え切っていました。

ある時、ニューヨークでマフィアの元締めが暗殺され、レフティは身内のソニー・ブラックに呼び出され、自分も殺されると思っいたがそれは勘違いで、ソニーは新たなボスとして君臨し、レフティは悔しさを押し殺してソニーの昇進を祝います。

ドニーはソニーとも信頼関係を築き上げ、組織の一員として犯罪に加担するようになっていきます。しかしドニーは密かに盗聴器を仕込んでおり、FBIに逐次情報を報告していました。しかし、FBIとマフィアの二重生活はドニーにとっては精神的に苦痛なものでした。

そんなドニーの気も知らず、FBIは更にマイアミの潜入捜査に協力するよう命じ、ソニー達とマイアミで潜入捜査官のリッチーと引き合わせるよう求めます。一方、ライバルであるソニー・レッドの勢いに危機感を感じていたソニーは、ドニーの口車に乗ってマイアミに進出します。

ドニーはレフティとナイトクラブ経営者を装うリッチーを引き合わせ、レフティに廃れたクラブを譲る約束をこぎ着けます。もはやブルックリンで出世の目のないレフティにとっては一世一代の大チャンスでした。

レフティはソニーに内緒で現地のボスとの接触を計画しますが、どこからかこの話を聞き付けたソニーはレフティーと現地のボスの間に割って入り、儲け話を横取りしてしまいます。さらに自分のボスとしてきたレフティーを差し置いてドニーは存在感を放つようになります。

ナイトクラブは開店早々に警察のガサ入れを受け、ソニーは組織内に裏切り者がいると疑います。実はこのガサ入れレッドが仕組んだものでした。ソニーは先手を打ってレッドと幹部数名を始末、これを機にソニー達とレッドと組んでいたフロリダのボスたちは全面戦争に突入していきます。

ジョーは潜入捜査官という真実と、一人のマフィアという偽りの狭間で苦悩するようになる。ドニーはFBIへの報告を怠るようになっていきます。

レフティとドニーはソニーからレッドの息子の殺害を命じられます。
FBIはドニーをこの一件から引かせようとし、ドニーはレフティに足を洗うよう説得しますが、しかし一連のやり取りは全てFBIに盗聴されており、FBIに身柄を拘束される。

しかし、ソニーはレフティの失態を許さず、レフティは一味から呼び出しを受けます。レフティは死を覚悟し、妻に「ドニーが来たら伝えてくれ。“お前だから許せる”と」と言い残して夜の闇に消えていきました。
ドニーとレフティの6年間は終わりを告げ、FBIに戻ったジョーは、ドニーとしての功績を讃えられ表彰されます。しかし、ジョーの心は晴れませんでした。
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