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糸のAIのレビュー・感想・評価

(2020年製作の映画)
4.0
平成のヒット曲、中島みゆきの「糸」の物語。

東日本大地震など、平成に起こった出来事の中での人間の繋がりの人生。

人は出逢うべき「時」に出逢うべき「人」に出逢う。
離れていても、想っていれば巡り会える。
そして人間の繋がりは続いていく。

母親の育児放棄と男の暴力から、あおいを助け、守りぬくと決めたれん。
しかし2人は大人に引き離され、れんは北海道に残りチーズ工房で働きあおいは東京に出て行った。

故郷に帰ってきた葵は昔ごはんを食べさせてもらっていたおばさんのごはんを食べ、故郷の味に安心の涙が出てしまう。自分の居場所がある事、それは本当に大切なことだ。

「泣いている人がいたら抱きしめてあげなさい」そのお母さんの言葉を胸に刻んだ結は泣いている葵を抱きしめた。

人と人は繋がっていく、続いていく。
出逢うべき人と出逢う。
別れや出逢いを織りなし、進んでいく。
暖かい作品だった。わんわん泣いた
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