Nちゃん

カセットテープ・ダイアリーズのNちゃんのレビュー・感想・評価

3.3
87年、イギリスの田舎町ルートン。
音楽好きなパキスタン系の高校生ジャベドは、閉鎖的な町の中で受ける人種差別や、保守的な親から価値観を押し付けられることに鬱屈とした思いを抱えていた。
しかしある日、ブルース・スプリングスティーンの音楽を知ったことをきっかけに、彼の人生は変わり始める。


ブルース・スプリングスティーンの歌が彼の人生を後押ししてくれたんだね。
彼女が理解ある人で家族想いな人で素晴らしい人だったし、ジャベドの家族もみんな家族想いで父親もジャベドのやりたいことをちゃんと理解して応援してくれて良い家族。親友のマットも良い人。
そして隣人がめちゃくちゃ協力的でジャベドの味方をしてくれる人だった。

ただこの時代はまだまだ人種差別が激しく、他国からの移民差別は特に酷く、黒人だの差別発言や言動が日常茶飯事なのは見ていてとても辛いもので、懸命に生きるジャベドの家族やほかのパキスタン人の皆さんたちも当時は本当に生きづらいものだったろう。

今の時代もまだまだ差別はなくならないが、ジャベドのようにこうやって発信していくような人が必要だなと思った。
思いのほか、差別に対する自分の考えを勉強する機会になった。

結果、ジャベドの味方をしてくれる人ばっかりで、ジャベドは恵まれていた。
Nちゃん

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