原題『Dnevnik masinovodje』 (2016)
監督・脚本 : ミロシュ・ラドヴィッチ
撮影 : ドゥシャン・ヨクシモヴィッチ
編集 : ジョルディ・マルコヴィッチ
音楽 : マーテ・マティシッチ、シームン・マティシッチ
出演 : ラザル・リストフスキー、ペータル・コラッチ、ミリャナ・カラノヴィッチ、他
定年間近の鉄道運転士の悲哀を同じ仕事に就いた養子を一人前の運転士に仕立て上げる姿を通して、ブラックユーモアを交えながら描いたコメディ映画。
「擬似親子」映画。
ラザル・リストフスキーをはじめベテラン役者陣の演技、佇まい、存在感は素晴らしく、撮影、美術も良かったのですが、
運転手の「通過儀礼」が「人を轢くこと」であるというブラックなユーモアが受け入れられるかどうかで本作の面白さが変わる作品かなと…
ボクはこの作品のキモともいうべき所(そうしないとやってられない職業の哀しさと表裏一体なのは理解出来るのですが…)がオモシロがれず、ラスト、息子がとある因縁のある人物を轢き殺して、父親がよくやった!と褒めるのも不謹慎すぎて、どうもノレなかったかなぁ…