オヨヨ

ジョーンの秘密のオヨヨのレビュー・感想・評価

ジョーンの秘密(2018年製作の映画)
3.0
実在の人物の自伝ベースの作品。
おばあちゃんにも若くてキラキラの時代があったのよね。

ジュディ・デンチの活躍場面が少ない。
ロシアのスパイとしてトム・ヒューズが出てたのでちょっと楽しみにしてたけど、ちょっと浅い人に見えちゃって残念!
不倫の末結婚した夫(スティーブン・キャンベル・ムーア)は墓場まで秘密を持って行ったのね。共犯関係だからまぁそうなるか。

優秀な頭脳を持ち、国の存亡を賭けた研究に関わっていたのに、男性には下働き扱いで洗濯室を案内されるのって屈辱的。しかし当時はそれが一般的なのだと思う。

社会に絶望感を持った人が、自己顕示欲や社会への復讐心とかで今とは違う新しい価値観に魅力を感じる気持ちもわかる。そりゃ新しい事はそれだけで魅力的。

しかし、その結果が日本への原爆投下や米ソの核保有競争へつながったかと思うと、いくら国を思ってと言われても…

弁護士の息子が1番驚いたのだろうな。
オヨヨ

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