OSHO

その手に触れるまでのOSHOのレビュー・感想・評価

その手に触れるまで(2019年製作の映画)
3.9
洗脳。
希薄になってきた人間関係のなか、YouTubeやTwitterで洗脳される人が世界中で増えている。
いまは中学生もスマホを持っているし、純粋で不安を抱える中学生はさらに洗脳されやすい。
そういう意味で、とてもタイムリーな映画。

私自身は、危ない宗教や陰謀論にハマりすぎた人とは、距離を置くようにしているけど、
家族や学校ではそうはいかない。

イスラム系の亜流の教祖にハマってしまうベルギーの中学生の話し。
日本の新興宗教もそうだけど、教祖は信者を社会から隔離させたがる。
そのなかで戦う中学生の家族と教師。

その教師を殺そうとする少年。
そのインチキ教祖から、イスラム教に反対する人を殺すのは「聖戦」だと教ったから…

その後、少年院/保護観察処分になるけど…

良い人に囲まれ、恵まれた環境のなかで体験学習しても、思想が戻らなかったのが怖い。

最後はどっちともとれる終わり方だけど、
洗脳されると本人だけでなく、家族や周りも不幸になるということがわかる映画。

映画を観ないとわからないけど「その手に触れるまで」という邦題もなかなかな良い。

これからの時代は、さらに人間関係が希薄に、さらにスマホ化社会になっていくので、世界中で、日本中で、危ない宗教や思想や陰謀論に洗脳される人、増えていくのでしょうね(;_;)
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