「田舎に帰って商売でもするわ」
本国では『パラサイト』を抑えて最優秀監督賞を受賞したというからめちゃくちゃ楽しみにしとった。
そこはかとなく感じるウォン・カーウァイ風味とゴダール感。
渋い映画にはタバコとネオンと水浴嬢(風俗嬢)がよく似合う。
8割くらいが夜か雨のシーンだから、これは確実に劇場で観るべき。パソコンやテレビ画面だと何やってるか分かりにくいと思う。
顔も似ている人が多いから、暗いのも相まって、あれいま何しにそこに向かってるんだっけ?てなってしまう。
ボートでゆらゆらからの水面ちゃぷちゃぷ音からのお口の仕事はロマン。あれ良いわ。石神井公園のボートでやってもいいすかね。ダメすか。
この余韻というか、間というか。
こういうのが映画の懐の深さというか映画の凄いところなんだよなぁ…。
最近の邦画は喋らせすぎなんよ。
そう、まさに今観終わった某日本映画のことを思いながら…。