燃ゆる女の肖像のlunaaquaのレビュー・感想・評価

女性同士の恋愛について哲学入ってるかなと思わせる深い作品。
ビバルディの四季の夏が映画をより引き立たせている。嫁ぐお嬢様の肖像画を描きに来た画家とお嬢様との短期間での心の動きに付随した恋愛まで発展する様を美しく描かれています。
最初から成就する事が無いのを知っているのに気持は止められないという刹那的でいて先を見据えている二人の情景が、淡々と粛々と進んで行きます。
得手不得手はありそうですが静かな映画が観たいという気持ちの日にはマッチしそう。