18世紀末のフランスの孤島、貴族の娘エロイーズと、彼女が嫁ぐ先へ贈る肖像画を描きに来た女性画家マリアンヌが恋に落ちるお話。
けっこうガチな百合ストーリーでした。
この時代、しかも身分も違うのでもちろん女性同士がパートナーになれるはずはないと思いながら観てたけど、マリアンヌもエロイーズもずっとお互いのことを想ってるのが表現されていてとても切なかった。
セリフも控えめ、音楽もほぼ無し、とても静かな映画で、映像的にはどこを切り取っても美しい映画自体が絵画のような映画✨
ヴィヴァルディの夏が劇中2回流れるのだけど、静かな映画なのでとても印象に残った。
そしてラストのシーンが凄く刺さる。
アデル・エネルの表情が何ともいえず秀逸。こんなに余韻が残る映画はあんまりなかったかも…。
観てる間は綺麗だけどちょっと地味で退屈だな〜おフランス映画って感じ〜なんて思ったりしたけど、ラストまで観ると色々な部分が思い出されてじわじわ来るタイプの名作でした🥰
途中で出てきたギリシャ神話のオルフェウスの話もラストと関係ありそう…
考察サイトを読んでみたいところ。